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​情報紙 SECOND

SECOND Column Page

クリーニング屋さんって
何をしてるの?

vol.3「『衣替え』をしよう!」
​クリーニングのオオイシ 大石 信

クリーニングのオオイシ、社長兼技術担当の「大石まこと」です。今年は暑い日が続き、夏服をしまうタイミングが難しい年となりました。そして、クリーニング店に持ち込まれた衣類で目立ったのが「カビ」の付いた衣類でした。他のクリーニング店の方のお話を聞くと、今年の夏は湿気が多かったからと言う意見が多く、当店でもカビの付いた衣類が例年よりも多かった印象でした。カビの対策としては保管場所の湿度管理と上手な「衣替え」です。そして衣替えをしていくうえで大切なことは、衣類に汚れを残さないことです。私が衣替えの相談をうけたときに話すことが、「長く大切に着続けたい衣類」と「短い周期で買い替える衣類」の2つに分けてもらって、前者であればクリーニングに出してくださいと話しています。理由は家庭洗濯で普通に洗うだけでは皮脂の汚れなど、油性系の汚れは落ちないからです。皮脂の汚れは時間の経過とともに黄変していき取れにくくなっていきます。また、虫喰いやカビの原因にもなります。古くなったシミや黄変は薬品を使用してシミ抜きや復元をしていきますが、100%戻る保証はありませんし、薬品を使うことで衣類にダメージを与えることとなります。

そういったことを防ぐためには、一度着用した衣類で次に着るまでに間が空きそうな時は、洗濯又はクリーニングに出す習慣を身につけることが、長く大切に着続けることに繋がります。「衣替え」を行うことはその第一歩となります。最近では個人店が減って、大手のクリーニング店さんを使う機会が多くありますが、ぜひ一度、うちのような個人店を利用してみてください♪クリーニングのことや衣類のこと、クリーニングのプロの視点で何でもお答えしますよ!!なんとなくではなく、上手にクリーニング屋さんを使いましょう!

クリーニング屋さんって
何をしてるの?

vol.2「“ドライクリーニング”と“水洗い”ってどう違うの?」
​クリーニングのオオイシ 大石 信

 よく耳にする「ドライクリーニング」と「水洗い」。実際、どんな洗い方をしているか皆さんご存知ですか?この2種類、お顔の洗顔で例えるなら、ドライクリーニングはオイルで洗うメイク落とし。水洗いは洗顔ソープを使って洗うことです。ドライクリーニングは水を使わず石油系などの有機溶剤で洗います。水洗いは水に中性洗剤等を入れて洗います。

 ドライクリーニングと水洗いの選び方ですが、基本的には衣類に付いている洗濯表示に沿って、ドライクリーニングが可能な衣類はドライクリーニングし、不可能な衣類を水洗いします。

 それぞれに得意・不得意があり、ドライクリーニングは油性の汚れ、水洗いは水溶性の汚れを取るのに適しています。ドライクリーニングした後、それでも落ちていない汚れがあれば、状態などを見て水洗いやしみ抜きなどの処理を加えていきます。衣類の色柄や素材、汚れの種類などをみて、洗い方や洗剤の種類を判断していくのが、私たち職人の技の見せ所なんです。白ベースの生地に絵柄や模様が入っているような衣類は、判断や洗い方が難しいものもあり、私たちの腕が鳴る案件でもあります(笑)。ドライクリーニングでも水洗いでも落ちない汚れがシミです。シミになってしまうと、シミ抜きしても完全に落ちきれなかったり跡が残ってしまう場合もありますので、シミになる前に、汚れたらなるべく早くクリーニングに出しましょう。クリーニングは洋服のメンテナンスです。大事な衣類はきちんとケアしてあげると、長く着ることができます。今から衣替えの季節。冬のコートやダウンは、しまい込む前にクリーニングに出してあげましょう。

 あと、最近では個人店が減って、大手のクリーニング店さんを使う機会が多くありますが、ぜひ一度、うちのような個人店を利用してみてください♪クリーニングのこと、衣類のこと何でもお答えしますよ!!

クリーニング屋さんって
何をしてるの?

vol.1「クリーニング屋さんのお仕事」
​クリーニングのオオイシ 大石 信

 皆さん、初めまして。津福本町で創業52年目になるクリーニング店を営む大石と申します。縁あって、コラムを連載することになりました。よろしくお願いいたします。

 「クリーニング屋さんって、いったい何をしているのだろう?」そう考えたことはありませんか?コラムでは、実はあまり知られていないクリーニング屋さんのお仕事について、お話ししていきたいと思います。

 クリーニング店では、お客さまからお預かりした衣類を、洗い→乾燥し→仕上げる、大きく言うとこの3つの工程でおこなっています。洗うだけでも、「ドライクリーニング」か「水洗い」かの違いがあります。乾燥の仕方も、衣類の種類によって異なった方法で行っています。使う溶剤や洗剤も、お店によって違いますし、たくさんあるクリーニング屋さんも、それぞれお店の得意な分野があったりします。

 お客さまの衣類を見た時、まず私たちは、どういった洗い方をしようか計画を立てます。そのためには汚れに関する情報があると助かるんです。お客様自身が、どういった汚し方をしたのか、何で汚れたのかを、きちんと理解した上で私たちお店側に伝えることで、より衣類をきれいに仕上げることができます。結果、衣類を長持ちさせることにつながります。クリーニングの工程まで想像すると、少しクリーニング店に出すのが楽しくなってきませんか?(笑)次回は、よく耳にする「ドライクリーニング」と「水洗い」について、お話しします。

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顧問弁護士:ことまる法律事務所
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