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​情報紙 SECOND

SECOND Column Page

思い巡らす心とカラダの
コンディショニング

あいうら接骨院・鍼灸院
​院長 相浦 利孝

③深呼吸をする

 手のひらに「人」と書いて飲み込む。

 この昔ながらの「緊張」を和らげるおまじないは、1回より2回、2回より3回、多く飲み込んだ方が、より「リラックス」効果が期待出来ます。なぜならば、多く飲み込む事、つまり息を多く吸う事で、より多くの息を吐く事が出来、深呼吸を誘発する事が出来るからです。

 諸説ありながら、語り伝わってきた先人たちの教えを、あいうらなりに解釈し、解説したいと思います。先ず、「手のひらに「人」と書く」という行為は、その行為自体に集中させて、周りの状況から意識を逸らすという意味で、大きな「リラックス」効果があると思います。ただ、カラダの中の状況を想像すると、手のひらに書いた「人」という無形のモノを飲み込むという行為に、かなり合理的な意味があると考えています。

 このおまじないを発動させる場面としては、精神的ストレスがかかった緊迫した状況で「呼吸」は浅く速くなり、カラダは、「酸欠」に加え、「二酸化炭素濃度」が上昇してしまっていると想像します。また、「酸欠」と「二酸化炭素濃度」が高い環境下では、細胞が電気的エラーを引き起こし、更にパニック的な「浅くて速い呼吸」になってしまいます。「浅くて速い呼吸」の時というのは、吸った息が肺に留まる前に素早く吐いてしまっていて、肺で「酸素」と「二酸化炭素」のガス交換が十分に行われていません。このように「浅くて速い呼吸」を分析する事で、このおまじないの合理的な意味と対処法が見えてきます。対処法としては、深くゆっくり「深呼吸」をする事です。ポイントは、大きく深く息を吸い込み、吸った息を肺に留め、ガス交換の時間を確保する事だけを意識します。その後、吐く事は意識せず、脱力し、自然に任せる事です。吸った息を肺に留める事で、ガス交換が十分行われれば、次第に、「呼吸」は、深くゆっくりと落ち着いてきます。

 おまじないの解説に戻します。「人」と書いて飲み込むという行為自体、吸い込んだ息を体内に留め、ガス交換を促す行為だと解釈すると、このおまじないの合理性がより深まると思います。また、2回、3回と多く飲み込む事が、更にガス交換の時間を伸ばし、吐く量も増やす事が出来るので、より「深呼吸」を誘発する事に寄与していると言えます。

 私、あいうら、「呼吸」の概念には、一般的に生命維持の為に行う側面ともう一つ、おまじない的な側面があると考えています。なまじ、おまじない的と非科学的な表現をしましたが、「呼吸」は、心とカラダにアプローチ出来る合理的な、もう一つの概念になり得ると思っています。「浅くて速い呼吸」は、カラダに負担がかかります。一方で、意識的に行う事で、瞬発的な集中力を上げたい時やテンションを奮い立たせたい時などに役に立ちます。「深くゆっくりした呼吸」は、言わずもがな体を休め、心を穏やかに落ち着かせてくれます。ただ、これもまた一方で、多用する事でやる気が出にくくなったり、体のだるさや頭痛などの不調を感じたりする事があります。このように「呼吸」と心身のコンディションは、相互に影響し合っています。つまり、心とカラダのコンディションは、「呼吸」の仕方次第で良くも悪くも影響されると言えます。今、現時点での心とカラダのコンディションが悪く、居心地悪ければ、これまでの「生き方」が影響しています。「生き方」を変えるしかありません。「息」の仕方は、「生き方」に通じています。「呼吸」の仕方を変えれば、心とカラダの未来は変えられると、私は思っています。

思い巡らす心とカラダの
コンディショニング

あいうら接骨院・鍼灸院
​院長 相浦 利孝

​〜②カラダを動かす〜

 乙武洋匡さんの動きから学ぶべきは、『背骨』の高い柔軟性と操作性と使い方だと思います。なぜならば、私、あいうら、乙武さんのポジティブな思考と圧倒的な行動力の源も『背骨』の使い方にあると捉えているからです。

 先ず、『背骨』を使えているのか?乙武さんは、ご自身に特色があるが故、日常的に『背骨』のポテンシャルを最大限に発揮させる必要があり、数センチでも先に手を伸ばす為には、『背骨』を使って上体を最大限に傾け、捻る必要があった訳で、そんな日常の中で、柔軟性と操作性が培われたものだと推察します。対して、『背骨』を使えていない者たちは、生まれてから五体満足だったが故、小手先足先が器用な大人になってしまったが故に、柔軟性や操作性は影を潜め、使い方を忘れてしまっています。ただ、『背骨』を使わず忘れているだけなので、動かし出し、使い出せば、柔軟性や操作性も思い出します。

 では、どう動かすか?動かし方は簡単で、『背骨』の前後、左右、廻旋運動です。スムーズにユラユラ、クネクネ揺らすだけです。この動きをしなやかに行う為には、下腹部は軽く力ませ、手はブラブラ、肩と顎の力を抜くのがポイントで、下から上へ波打たせるように揺らします。『背骨』を動かす事で得られる現象として、『背骨』に付着する筋肉から周辺筋肉へ波打つように緊張がほぐれ出す、筋緊張の緩和です。結果、全身の『血流・血行』が良くなり、血液循環が促進され、各器官、各細胞への「酸素や栄養」の供給、「老廃物」の排出活動が活性化します。

 続いて、『背骨』を動かす最大の意味は?『背骨』と頭蓋骨の中身、「脊髄」と「脳」へアプローチです。神経細胞が集まる「脊髄」と「脳」への血液循環を促進させる事で、神経細胞のパフォーマンスが上がり、『電気の流れ』が促進されます。この現象は、パソコンのCPU(中央処理装置)を乗せ換えて、性能が上がる事と同じです。『電気の流れ』が促進されると、「脊髄」と「脳」の情報の処理能力や処理スピードが上がり、快適で効率的な動作業が可能になります。人間の思考と行動も情報処理の観点で表すと、ポジティブな思考は、難解な思考を上手く処理が出来、問題がクリアーになる事で出現し、行動力は、素早く行動を繰り返し継続する中で備わってくるものだと理解出来ます。つまり、『背骨』を動かす事による、柔軟性と操作性の獲得は、思考と行動の現実化に役に立ちます。

 結論。乙武さんは、ただただ普通に、自分らしく『背骨』を使って生活する中で、『背骨』の柔軟性と操作性を獲得し、自然にポジティブな思考と行動力を発揮され、多くの人に気づきと思考機会を与える稀有な存在です。これからも様々なところでご活躍され、背中で語り続けていただきたいと思います。『背骨』だけに。

 まとめ。『背骨』を動かし、揺らすだけで、カラダの『血流・血行』、『電気の流れ』が良くなります。ただそれだけです。心身のコンディショニングに役立ちます。私、あいうらが提案する『血流・血行』促進セルフコンディショニング法〈①温める②動かす③深呼吸④睡眠+塩水を飲む〉の〈②動かす〉の解説でした。

思い巡らす心とカラダの
​コンディショニング

あいうら接骨院・鍼灸院
​院長 相浦 利孝

​〜①カラダを温める〜

 『肩まで浸かって、100まで数えんしゃい!』

 この先人たちの『教え』は、精神的な『我慢』を教える為の愛情だけではありません。この『教え』、私、あいうら的には、カラダのシステムに適った、実に合理的な心身を癒す『教え』だと捉えています。

 先ず、前提を揃える必要があります。『不調』や『痛み・病気』の原因は、『様々なストレス』であるというのが、世間一般的な前提となっています。しかし、私、あいうら、『様々なストレス』は、原因になりきる前の要因であって、まだ、川上の話だと考えます。川下には、『様々なストレス』によって、体内に生じる『老廃物』が体液を汚し、ひいては細胞を汚すという、ほぼ核心に近いところの話に行き着きます。『老廃物』が、細胞機能を低下させ、カラダの『不調』や『痛み・病気』のキッカケになり得るのは、ほぼ間違いありません。これを前提条件とした上で、カラダには、この『老廃物』を排出させる機能として『発汗』というプロセスがあり、『老廃物』は、『血流・血行』に乗って、排出へのプロセスを辿ります。つまり『血流・血行』の障害による『老廃物』排出機能の低下が諸悪の根源です。

 この考え方により、導かれる問題解決への方法論は2つ。⒈『様々なストレス』を減らして、『老廃物』を生じさせないようにする。⒉『血流・血行』を良くして、『老廃物』の排出を促す。⒈での『様々なストレス』は、減らす努力はすべきだと思います。ただ、複雑さを増す現代において、難易度が高そうに感じます。比べて、⒉は、私がお伝えしたい事の真意でもありますが、『血流・血行』を良くするだけですので簡単です。

 私、あいうらが提案するところの『血流・血行』促進に全振りしたセルフコンディショニング法が〈①温める②動かす③深呼吸④睡眠&①塩水を飲む〉です。最初のステップ!〈カラダを①温める〉とプラスワンステップの〈天然塩を使った①塩水を飲む〉を解説します。〈カラダを①温める〉を実践するには、『入浴』が最適です。なぜならば、お湯に浸かるだけで実践しやすく、体感が得やすいからです。起こる現象としては、『入浴』の温熱と水圧の効果により、筋肉や靭帯の緊張が緩み、リラックスする事で、血管が拡がり『血流・血行』が良くなります。『血流・血行』が良くなれば『発汗』し、『老廃物』の排出が促進されます。入浴に加え、あいうらが激押しするプラスワンステップ!が〈天然塩を使った①塩水を飲む〉です。このステップは、『脱水』対策の為の水分補給も兼ねますが、〈①温める〉と同様、カラダは、塩ミネラルに呼応するように『血流・血行』と共に『発汗』を促進させます。なお『発汗』を望むのであれば、カップ1〜2杯の天然塩をお湯に溶かして入浴します。すると、塩ミネラルが経皮吸収される事で、更に『発汗』が助長されます。この入浴方法は、正に塩漬け入浴法です。つまり、塩を使った保存食における『脱水』効果を利用した、塩漬け!『脱水』のススメです。人間も生身、生ものです。ビシッと塩を効かせる事で傷みにくくなります。

 カラダ表面の『汚れ』は、元々、カラダの中に溜まった心身の『汚れ』です。心身の『汚れ』を洗い流す意味で、『肩まで浸かって、100まで数えんしゃい!』は、現代を生き抜く為の処世術です。

思い巡らす心とカラダの
コンディショニング

あいうら接骨院・鍼灸院
​院長 相浦 利孝

 肩の力を抜けば、カラダの『不調』や大概の『痛み・病気』は、解決します。なぜならば、力を抜けば、『血流・血行』が良くなり、『不調』や『痛み・病気』の元が体外へ排出され易くなるからです。

 ChatGPTに、尋ねてみました。(質問)『不調』や『痛み・病気』の原因は何ですか?(ChatGPTの答え)原因は多岐にわたります。以下に主な原因を挙げます。心理的、身体的、環境的、社会的ストレスetc、"内容をまとめると、心身へ負荷、つまりストレスの種類と解説文がずらりと箇条書きで表示されます"具体的な原因を特定するには、医師の診察や専門家の助言を受けることが重要です。と、最後は診察、助言へ促されます。答えが多岐にわたっている分、すっきり納得感は得られず、判然としません。このChatGPTの答え、これが医療の一般的な常識、スタンダードです。問題を解決する事の難しさだけ際立って、判然としないのは、なぜか?よくある政治家の答弁と同じです。答えになっていないからです。ストレスは要因ですが、原因ではありません。

 一般的に良識を欠く考え方をすると、少し視点を変えます。ポイントは、ストレスを受けた事によって起こる、カラダの『対応・反応』にあります。ヒトは、生きているだけで、様々なストレスに晒され続けています。ストレスに『対応・反応』するという事は、「栄養」を「酸素」で燃やす事を意味します。燃やすと、必ず発生する「燃えカス」が、体液を汚す『老廃物』の事です。体液を汚す『老廃物』は、カラダを巡って細胞を汚し、炎症・病変を起こします。『痛み・病気』の始まりです。『老廃物』は、『不調』や『痛み・病気』の元です。

 ヒトは、様々なストレスに対して、ファイティングポーズをとり、闘う事で、『老廃物』を発生させてしまっています。カラダに力を入れ、筋肉が収縮していると、血管が締め付けられ、『血流・血行』が悪くなり、「老廃物」の排出が抑制されます。解決方法は、とてもシンプルです。心身共に力を抜いて、『血流・血行』を良くし、『老廃物』の体外への排出を促進させる事です。ただ、それだけです。

 ChatGPTと同じ質問に答えるとしたら。(あいうらの答え)『不調』や『痛み・病気』の原因は、『老廃物』が起因となって起こる『老廃物』自体の排出機能低下、『血流・血行』障害です。『老廃物』は、様々なストレス対応によって体内に発生します。この考え方が、私、あいうら、1番真実に近いと考えます。その上で、提案するセルフコンディショニング法は、①カラダを温めましょう!②カラダを動かしましょう!③深呼吸をしましょう!④よく寝ましょう!プラス、あいうら激押しワンステップ!①天然塩を使って、塩水を飲んでみましょう!

 現象として、『血流・血行』が良くなります。「塩ミネラル補給」のプラスワンステップにより、『生体電気の流れ』が良くなり、更に、効率良く『血流・血行』が良くなります。『血流・血行』が良くなると心とカラダの「力み」が取れ、リラックス状態へ傾き、更に『血流・血行』が良くなる好循環が生まれます。結果、カラダの『不調』、『痛みや病気』の改善が促進されます。カラダの内外問わず降りかかる数多のストレスを相手に、いちいち闘っていたら、今の世の中、埒があきません。ファイティングポーズをとりそうになったら、肩の力を抜きましょう。あらゆる問題解決に、きっと役に立ちます。

柔道整復師・鍼灸師が思う『塩』の可能性

あいうら接骨院・鍼灸院
院長 相浦 利孝

 『塩』は、生命力を底上げします。なぜならば、『塩』のミネラル成分が、『生体電気』の流れを良くし、『血行・血流』を改善させるからです。

 生命力そのものとも言える電力、『生体電気』は、『血行・血流』によって運ばれる「栄養と酸素」が各細胞に届けられる事によって、自家発電されます。立場を変えると、自家発電を助ける『血行・血流』は、『生体電気』の刺激を受けて作動する『心臓』のポンプ作用によって作り出されます。カラダは、『生体電気』と『血行・血流』が相互に関係し合う事で、様々な生命活動を営んでいます。この生命活動の営みにおいて、土台となる活動が、生命活動そのものを邪魔する体液の『汚れ』・『ゴミ』の排出活動です。

 私、あいうらが提案するところの『天然塩を使った塩水を飲む』事とは、体液の『汚れ』・『ゴミ』を効率良く排出する為の環境整備を意としています。『天然塩』の黄金比率的なミネラルバランスに呼応するように、『生体電気』の伝導効率が向上したり、『血行・血流』が改善する現象が起こります。この現象が、『天然塩』による排出力アップ作用であり、生命力の底上げ作用です。生命力こそ、排出力です。

 病気が絶えないこの世の中で、逆説的に『増塩』を推奨する事が、生命力向上を下支えする塩ミネラルの価値と可能性を無限に拡げてくれます。

 では、『生体電気の流れ』や『血行・血流』をバグらせる体液の『汚れ』や『ゴミ』の正体とは?大きく二つ。『老廃物』と『有害化学物質』です。どちらも、カラダにとって『要らない物』です。『老廃物』は、『栄養』と『酸素』を消費した後の『残りカス・燃えカス・酸化したサビ』みたいなものです。ストレス社会に生きる現代人にとっては、ある意味、頑張って生きて役目を終えた物の証(あかし)とも言えます。それに引き換え、『有害化学物質』は、現代社会の安さ・便利さを求め過ぎた代償ともいうべきか、カラダにとって血・肉・エネルギー源にもならない、不必要な排泄・排出されるだけの『ゴミ』です。天然とは真逆な人工的、人為的なもので、我々の日常の中に溶け込んだ、安価で使い勝手の良いものばかりです。

 『老廃物』をカラダの中で増やさない、『有害化学物質』を取り込む・触れる機会を減らす事は可能ですが、今の世の中、ゼロにする事はほぼ不可能です。ただ、多少、体液が『汚れ』て『ゴミ』として溜まったとしても、排出力が上回っていれば、『不調』や『痛み』・『病気』の症状が、明るみに出てくる事はありません。恒久的に、『汚れ』・『ゴミ』の排出機能が仕事を果たしていれば、生命力に余力が生まれ、健康・美容を維持する事にエネルギーを回す事が出来ます。排出力・生命力の余力が不足していただけです。

 もう、生命力を爆上げする事だけに、全振りしてみませんか?シンプルフォーステップ+ワンステップを紹介します!①カラダを温めましょう!②カラダを動かしましょう!③深呼吸をしましょう!④よく寝ましょう!『血行・血流』が良くなります。プラスアルファー①天然塩を使って、塩水を飲んでみましょう!『生体電気の流れ』が良くなり、さらに、効率良く『血行・血流』が良くなります。ただ、これだけです。混沌とした今の時代を生き抜く為の『処世術』です。きっと役に立ちます。お試しください。

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